色々書く。

ゲームのレビューが主。アドベンチャーマシマシ

【感想】戦場のヴァルキュリア4のネタバレ感想

2018年3月21日に発売されたゲームなのでこれまた少し遅れたレビューになりますね。基本的に安くなってある程度評価が出そろってからゲームを買う癖があるのでどうしても遅れたレビューになってしまう・・

それはさておき、今回は戦場のヴァルキュリア4(pc)。感想をざっと見ていると前作からの追加された要素が少なくそこで評価が悪くなっているようだったが、私は戦場のヴァルキュリアを序盤ちらっとプレイしたのみで2,3は未プレイ。ということでほぼ初見プレイヤーの感想になる。

 

まず最も良い点はゲーム性。タクティクスゲームをうまく3Dに落とし込んでカジュアルに遊べるような内容になってる。クラスが7つほどに分かれてるがどれも使いどころが分かりやすくうまく補完しあいながら相手を徐々に制圧していく感覚はまさにストラテジー。実際に一人ひとり動かすのも面白くうまくバランスがとれたシステム。さすがいい意味で流用するだけのことはあるなと感じた。

またプレイアブルキャラクターが充実していてお気に入りのキャラがたくさんできた。お気に入りのキャラはやっぱニコ、ゴドウィン、オーディン、リリィあたりかな、やっぱり断章やったキャラは愛着わく。

 

良くなかったのがストーリー。RPGでよく「なんで今世界救わなくちゃいけないのに遊んでんだよ!」といった突っ込みがあるがこのゲームでは特にそれが顕著である。

いわゆるこのゲームのテーマは「青春」と「戦争」になるのだが、前者の作品全体にわたる浮ついた雰囲気と後者の重いカットシーンの数々、その大きな溝を埋めるには至らず歯がゆい思いをしながらプレイを続けることになる。

個人的に気にかかったのは、ミネルバが片腕であるクリステルを失って自暴自棄になっている場面。しかしそのあとの戦闘では敵を殺して笑顔でガッツポーズで「どうだ!」というようなセリフ。また何度も戦闘を行いお互いに多数の部下を失った(であろう)敵将であるヴォルツと会った際もまるでスポーツが終わったあとのような爽やかな笑顔でお互い認め合ってるからどうしてもついていけない。これ以外にも様々な部分でうまくかみ合ってないなあと感じてしまった。

特に主人公格の4人はその溝に悩まされていてキャラ設定がブレブレで最後まで好きになれなかった。見た目は最高なんだけどなあ。特にカイあれはひどい。スパイ行為でたくさんの犠牲者出しながらラブコメパワーで解決する。あの場面は顕著にこのゲームの悪いところが出ていた気がする。主人公とレイリィもなんか中途半端、嫌いって程でもないけど・・

正直ここはもういっそガルパンのように気楽な設定にしてキャラゲーとして思う存分八茶けてくれたらめちゃくちゃハマれそう。

 

あとはこのゲームの軸であるシミュレーション部分をつぶすような要素が見受けられた。例えば自ターンで敵の1メートル前に近づいて攻撃を指示しても一定の確率で外すことがある。さらに敵にカウンターされ一発でダウンされたときなど困惑するほかない。作りが甘くて抜け道的な攻略法みたいのも多いのでそこら辺はつぶしてほしい。また戦略の幅を広げるようなギミックは歓迎だが後半は見掛け倒しのようなギミックが多くダレた。特に戦略ゲーにも関わらず初見殺し的な要素、突然一定のポイントに敵が大量にわいてくるとか、そういった要素は妨げにしかならないと感じた。

ニコラキアラが一人で戦場突っ込んできて対処法知らない初見時にぼっこぼこにされたときは思わず鼻で笑ってゲームを閉じてしまった。

 

ただこれだけの突っ込みどころがあっても最後まで40時間はするっとプレイできたしポテンシャルは非常に高いゲームだと感じた。ストーリーで多少の矛盾があっても飲み込んでプレイできるような人には満点に近いそんな作品だろう。

次回作にかなりの期待が持てる作品だ。

 

【感想】穢翼のユースティアをクリアして

穢翼のユースティアを先日クリアしました。

2011年発売なので8年前の作品になりますね。絵は古めで結構特徴的だったのでとっつきにくかったのですかなんだかんだ慣れるました。

音楽もうまく演出していてストーリーは言わずもがなのすばらしさでした。

とにかく世界観が濃かったですね。空に浮かぶ都市。廃れゆく牢獄、崇め奉られ時に命を賭す聖女。3章あたりからはここら辺の世界観に直接触れるような話が多くなり非常に惹かれました。

2019年の今でも十全に楽しめる素晴らしいゲームだと感じました。

以下√感想

 

フィオネルート

ここはあまり語ることは無いですかね。

世界観の説明、チュートリアルといってもいいような内容だと思います。高潔さや出自に縛られていたフィオネが主人公を通して己の生き方を見つめなおすといった話でした。内容自体は結構ありがちですね。

それにしても個別√がめちゃくちゃ甘々でした。全√に言えることなのですがどちらを選択してもヒロインが幸せになるんですよね。どっちかは多少不幸になってもよかった気がするのですがどうでしょうか。明確にわかりやすく闇を落としてほしかった。ただその分ティア√での喪失感が際立った気がします。狙いはここでしょうか。

そして主人公がかっこいい、最近の勘違い主人公たちとは正反対ですね。全員見習ってくれ!ただこれ自体も伏線になるんですよね。立ち回りのうまい主人公。まあこの手のは最近増えてきましたね・

 

エリスルート

初っ端はかなり悪いイメージがありました。周りの人にはバチバチ当たるしカイムへの依存も病的。フィオネの娼婦批判もそうなのですが他のゲームで似たようなことをやったら本当に嫌いになる人もいると思います。ただこのゲームは本当にバックボーンがしっかりしてるんですね。こういうめんどくさい系のヒロインは苦手だったのですがルート後は受け入れることができました。

ただそこまで印象に残ってる話はありませんね。カイムとエリス、不触金鎖と風錆を並べてるんでしょうがもう少し物質的なかかわりが欲しかった。エリスが風錆に情報を売りに行く下りもよくわからなかったですし。

ここまでは正直前座のような感じがありますね。序盤から徐々にダークな雰囲気に寄せてきています。次からが本番等いう感じ

 

コレット、ラヴィリアルート

ここからいよいよ都市の謎が絡まりあってきます。セカイ系とでもいうのでしょうか。話の規模は大きくなりますがうまくまとまった話です。

聖女という存在の真実、徐々にこの都市の闇が明かされていきます。

自分の中の信仰を通し続けるコレットの覚悟に惹かれました。一番お気に入りのキャラです。二番目に好きなのも自分の覚悟のためにすべてを捨てたルキウスです。この二人確かに狂ってる、とか周りが見えていないとかそういう評価もできると思うのですが、ただ選んだ道の先が欠けていた、それだけだと思うんですね。コレットは聖女になってしまったしルキウスは人の命を手にかけた、その時からもう後に引くことは精神的な死と同義です。

作中で見ればこの二人は最も自分というものを強く持ち続けて生きていたキャラクターだと思います。にもかかわらず選んだ道が不条理に彩られていた。皮肉的ではありますが彼らを思わずにはいられませんでした。

ただコレットは宗教家ですしルキウスは狂ってるともいえるので二人は人気なさそうですね・・・悲しい

 

特に印象的なシーンはやはり牢獄が崩壊するところですかね。一番最初に流れた「仕方のないことが多すぎる」というセリフを何度も思い出していました。メルトが死ぬのはすなわち日常の死と同義でしょう。残酷なシーンはここまでもところどころありましたがここが一番「不条理」をあらわしていたシーンだと思います。

 

そして長らくすれ違っていたラヴィリアとコレットの和解。二人の話はここで完結してますね。カイムが受け入れるかどうかで分岐しますが彼がいようがいまいが何も変わらないでしょう。というかカイムがどちらかを選んだほうが彼女らの間に亀裂が入りそう。

ただおまけのハーレムルートお前は優しすぎた・・泣いたし抜きました。これを正史に、トゥルーエンドにしよう。おまけやその後のルートで出てくるコレットが可愛すぎます。なんでしょうあの不器用な感じ、あれだけの過去があるのでいやな気分にもならないしただただ可愛いです。

ラヴィリアは可愛いし良い子だったんですがコレットに比べて思いが弱いですよね。まあ強い人間か弱い人間を選ぶかは人の好みでしょうか。

 

リシアルート

一番話が進むルートです。面白さという点ではこの章が一番でした。

国を裏で牛耳っていた執政官、リシアに現実を見せて立ち向かわせるお話。まあ正直プレイしてる最中はリシアのこと結局操ってるやんと思ってたけど最終的にはカイムが職務を放棄してリシアに気付かせてあげるんですね。さすがっす

リシアはなんでしょう、単純で無垢で、普通に好感が持てました。性格は無難って感じですね、一番人気が出そう。てか他の女が基本的にやべえ

ヴァリアスを説き伏せるシーンは名シーンの一つです。言葉一つ一つに覚悟が籠っていて胸が熱くなりました。また花冠の下りも泣けますね・・・最後の最後の最後でそれはずるいよ国王さん。。

ここのルート分岐は正直ちょっと疑問に思いました。カイムが受け入れる√ではあれだけ辛そうだったのにメインルートでは父代わりのヴァリアスもいない中あの働きですからね。彼女が荷を下ろす場所はどこなのでしょうか。まあ寝取られても気分悪いけど。

メインルートでの覚醒はものすごいですね。ルキウスに後れを取らない人としての強さを手に入れてます。逆に弱さを一切見せないリシアが不安でもありますが。

 

ティアルート

ティアのルートではあるのですが話としてメインは主人公でしょうか、それともルキウス?とにかく色々な話が錯綜しながらもうまく着地したエンディングでした。

まとめるためにサブキャラ一人ずつに焦点を当てて軽く感想を書くことにします。

コレット

彼女の強さが現れましたね。真実を知っているプレイヤーからすると滑稽には映りますが。ただ自分の信じたもののため腹をくくりあそこまで危険な真似をするのはさすがの一言です。彼女の強さ故の過ちはきっとラヴィリアが支えてくれるでしょう。

ジークと組み上手く立ち回ったのが今作での彼女の成長でしょうか。

リシア

ある意味この中で一番成長したキャラクターでしょう。まさか自分の首をささげることを口にするまでとは思いませんでした。ほんと、もうだれでもいいんで彼女を支えてやってください。

システィナ

切なさランキング当ゲーム1位ですね。好きの一言も口に出せないって。こんな切ない話初めてです。そして当然最後に待っているのは死。あそこで好きと言わない彼女の強さに敬服です。

おまけの慎ましさも泣けてきます。

エリス

物質的には一番動きが少なくて、ここまで彼女は本当に先に進めるのかな?と疑問に思っていました。しかし一番先に進んでいたのは彼女でしたね。

もう一縷の悩みも抱えず先を歩く姿はカイムを変えます。昔から一緒にいた人間に置いていかれるということがやはり効いたのでしょう。

フィオネ

あんまり見せ場なかったですね。正直。システィナに向かっていったのが見せ場でしょうか。まあ他のヒロインが遥か先に進んでる中で未だ悩みを抱える彼女は対照的に映りました。

ジー

最後にもう一問答カイムとしてほしかったのが正直なところですね。まああの流れだとカイムはまたジークの相棒として働いていくのでしょうが。

ただあのエンディングの跡を書きすぎてもユースティアへの思いが徐々に薄れていってしまうだけなのであそこできっぱり終わるのは英断でしょう。きれいな幕切れです。

ユースティア

彼女が求めていたのは、平穏な日常。ただそれだけ。それなのに彼女がすべての犠牲となって世界を救う。最後らへんは切なすぎて感覚がマヒしそうですね。カイムだけでもいいので彼女のことを思い続けて行ってほしいそれだけです。

 

さて本題に戻ります。

これまでヒロインに散々自分で考えて生きろと説教をしてきた主人公が気づいたらルキウスの言葉に乗るだけの楽な道を選んでいたというのは皮肉的ですね。

そしていよいよルキウスは都市を浮かべ続けるために都市を「開放」します。感情的にルキウスをののしるカイム。ただルキウスは何も間違っていない。それどころか自らの浅はかさを指摘される。そしてエリスに諭されティアを迎えに行くという流れ。

カイムは結局妥当性を捨て、自分の愛する者のために周りに愚かと評価されようがティアを救うことを選びます。これでようやくルキウスの隣に立てるようになったわけですね。「生きる意味とは・・・道を選ぶこと」ルキウスのこの言葉にこの作品は尽きるといってもいいでしょう。自ら道を選ぶ、最後になって後悔しないような道を。胸に留めよう。。

 

どちらが間違いということはありません。カイムも正しくルキウスも正しい。それが相反しているのがただただ切ない。一瞬重なりましたが、それは儚いエンディングへの布石でした。

 

エンディングは賛否両論だそうですが、これ以外にはないと思います。ここまで来て手放しの大団円では報われるものも報われないでしょう。命を落とした者もたくさんいますし。ただトゥルー以外の√で全く毒気がなかったのがいけないと思います。エリスを選んだら腐食金鎖が崩壊するとかコレット選んだらラヴィが死ぬとかそういう毒を配置していてくれればもっとまとまりのある作品になったんじゃないかな、と唯一残念に思います。あまあま成分はおまけで保管すればいいしね。

 

ただ終わり方は完璧だと思います。本当に良かった。カイムとジークが仲直りするだけのFDください。以上です。

 

そういえばvita版も出てるらしいですね見かけたことないけど。

1,2章は退屈かもしれませんが3章から引き込まれるのでぜひプレイしてみてください。ちなみにpc版は中古で3000円くらいでした。貧乏学生には助かる。

 

 

 

てかおまけのティア編性格悪すぎませんか?wサディストですか?自分の創造と分かりながらセックスするとか哀れすぎて直視できませんでした。すまん。

にしてもギャグパートがどれも面白かったです。この世界観ゆえの気もしますが。オーガストの作品は他にプレイしたことがないので有名な大図書館の羊飼いでもやろうかなと思っています。楽しみ

 

 

 

 

 

 

今更だけれどダンガンロンパV3、6章の話がしたい

ほんとに今更ですね。自分がプレイしたのも2年半前。6章以外の部分は概ね忘れてますがそれでもあのゲームの最後に感じた不快感が未だに残っていて今更こんな文章を書いています。

完全な批判なので注意してください。

 

正直あそこまで酷いゲームは初めてでした。つまらないゲーム、ハマれないゲーム様々あると思いますがそれにしてもあそこまでプレイヤーを不快にさせるゲームは自分の中では今までありませんでした。ある意味自分の中では一つの記念碑的作品です。

 

今作はメタネタの代表失敗作といえるでしょう。メタネタは人の記憶に深く刻み込まれます。ドキドキ文芸部やUndertale、Bioshock等うまく使えば尖った剣となりえますが踏み外してしまえばV3のような諸刃になってしまいます。

おそらくプレイヤーを驚かそう、誰も見たことがないようなゲームにしようと目が曇ってしまったのでしょうか。ゲームの本来あるべきであるプレイヤーへの配慮が全くなされていないゲームでした。

 

ダンガンロンパV3、6章の批判点を3つにまとめることにします。

一つ目は一番よく言われている、過去作品への侮辱です。

この6章ではダンガンロンパの世界観(1~3)すべてがフィクションの世界であるということが知らされます。それを利用し変装の名人である黒幕が過去作品のキャラクターの皮をかぶり(声も絵もそのまま)プレイヤーを煽り立てます。(「この世界はフィクションなんだ!」「現実を見ろ!」等、しかも無駄に長い)過去作を愛してやまないプレイヤーにとっては心苦しいことこの上ないでしょう。

よりにもよってダンガンロンパを愛してるプレイヤーが一番傷つくというあまりにも皮肉な内容です。

しかしながら正直これは限られたプレイヤーしか傷つきません。それにしても劣悪ですが少なくとも自分はそこまでのめりこんでいたわけではないのでここはつまんね~な~と思いながら飛ばしていました。酷いのはここからです。

 

2つ目はプレイヤーへの侮辱です。

これが一番堪えました。ダンガンロンパの世界ではコロシアイはアングラに楽しまれている娯楽ということになっています。テレビ番組のようなものですね。そこでゲーム内では実際にフィクションのダンガンロンパを視聴している人々のセリフが流れます。もちろんプレイヤーの暗喩ですね。

例えば「〇〇ちゃん萌え~」「●●早く死ねよw」。明らかに馬鹿にしてます。これがほぼ延々と流れるわけです。それに対して主人公が「コロシアイを楽しむなんて狂ってる!」的なことを言って批判する。もうプレイヤーとしてはめちゃくちゃです。今まで共にしてきたキャラクターにぼこぼこに言われるわけです。ドユコト

 

3つ目はエピローグのストーリーポイ捨てです。

よくストーリーを放り投げるとか言いますがもはやそんなものの比ではない、ポイ捨てです。今までさんざんあれは嘘これは真実、やっぱり嘘でした。みたいなことを繰り返してプレイヤーを遊んでおいて最後の最後にでも嘘か本当かはよくわからんよな!!という謎の終わり方です。

ストーリーをプレイヤーを投げるにはそれなりの準備をすべきだと思います。然るべく話を積み上げていって最後の段階でプレイヤーに投げる。これならわかります。ですがV3では最後の最後で今までのアレもこれも嘘か本当かわからんからwって言って逃げるわけです。最後にとどめを刺されました。本当にすべてを捨てたエンドです。

いろいろなレビューで最後に喪失感が残ったといっています。自分もそうでした本当に何の感情もわかない。そりゃ内容が全くないんですからね。ここに尽きます。

 

まあ要約するとわざわざ楽しみに来たプレイヤーはよりにもよって制作陣からなんでこんなゲームしてんだよ、と延々と説教されるわけですね。もう訳が分からないよ・

 

2年近くたってこんな怒り狂って文章を綴っている時点で製作者の思うつぼなのでしょうか。こうやって我々がダンガンロンパに絶望したことで主人公(制作側)の勝利ってことですか。我々は金を払って精神的に負けるためにゲームをさせられてるんですか?

メッセージ性が・・と言ってる人もいますがどう見ても空回りしてますね。そもそもデスゲーム批判が制作陣からプレイヤーに向けられるのも意味不明ですし、内容も「人が死ぬのを見て楽しむなんてひどい!」ってレベルの浅さです。

ここまでくればプレイヤーへの悪意100%で説教をしたかったのかもしくは驚かせようと周りが見えなくなってこうなってしまったかの二択ですね。少なくとも前者の感情があったことは間違いないと感じます。

 

まとめるならクオリティの低いオナニーです。いやオナニーならよかったけど客に暴力ふるってますからね。客を無視して自分のやりたいことを通してクオリティの高い作品を作るっていうなら話は通ってるんですが、喧嘩売った挙句中身もスカスカのポイ捨て作品、ある意味で歴史に残る作品だと思います。

 

 

この文章を書いていてV3に対する憎悪が湧いて出てきて自分の本質が透けて見えた気がします。こうした今でも批判の文章が次々に思い浮かんでしまう。

これからは好きなものをちゃんと語れるようになりたいな・・

 

 

 

キャラクターが全員クズ

地味に堪えますね。1,2のキャラクターは昔のゲームなので別に思い入れも薄れて入るのですが3で気に入った性格のよさそうなキャラが「私コロシアイしたいんです!!」みたいなこと言ってて割と引きました。

新章詐欺

これもあったみたいですね。自分は事前情報調べずに買ったので助かりました。まあでも一章は面白かったし良いんじゃないかな・・

シンプルにつまらん

ダンガンロンパの最終章全部カットして売りませんか?ニーズに合ってませんよねv3はそれ以前の話ですが。

 

【感想】蒼の彼方のフォーリズム 明日香√ 総評

ようやくメインヒロイン明日香ちゃん√

とにかく王道の√でした。やはり見どころはVSサキのシーン。バランサーを外して羽が大きく広がるシーンは鳥肌ものですね。個人的に「その技はみさきちゃんのほうが、手ごわかったです!」みたいなシーンがかっこよすぎてうるっときました。最後はいろいろめちゃくちゃになってましたがそれも含めて最後の試合として盛り上がれたと思います。

告白のシーンも印象に残りますね。「昌也さん・・・」とひたすら繰り返すところが明日香のストレートなキャラと会っていて感動のあまり吐きかけました。

ストーリーは王道でよかったんですけど、キャラのほうは少し蔑ろって感じでしたね。明日香のキャラは個人的には一番好みなんですが、内面までしっかり描き切ってくれてれば人気投票でも一位取れたんじゃないかなあ・・・。まあ莉佳ルートが自分の殻を破るっていうテーマで被っているのであんまりそこにフォーカスしなかったんですかね。弱ってる明日香とか見たら一発で落ちる自信がある。

あとやっぱりここ一番の音楽が素晴らしいですねKOToKO川田まみはずりいよ

 

総評

全体的にうまくまとまっていてどの面から見ても80~90点って感じのゲームでした。ストーリーもトゲがなくすっきりまとまっていて絵も綺麗、音楽もいいキャラも可愛い。かなり受け口の広いゲームだと思います。オススメ。

「よりもい」でも思ったのですが舞台設定や雰囲気ってめっちゃ重要ですね。とくにあおかなは雰囲気やキャラクター、セリフの何から何まで爽やかにまとめているので話がすんなり入ってくる。

 

 

 

【感想】蒼の彼方のフォーリズム みさき√、莉佳√

まずは莉佳√から!

まあサブ√的な立ち位置なんでしょうが思ったより微妙でしたね・・

FC面ではラスボスのさきちゃんはメインヒロイン2人に譲らなくちゃいけないので黒渕が出てきたって感じなのでしょうがいろいろと無理やり感ありましたね。

こっちの学校に入り浸るのも、ラフプレイの練習ばっかりするのも、たまたま幼馴染なのも、そしてたまたま試合で当たるのも全体的に雑だったなって感じです。

まあチクチク書いても仕方ないので詳しくは書きませんがサブ√なのでしょうがないんですかね。

「楽しさ」が一つのテーマなんでしょうがやっぱり明日香がいるので相対的に劣ってしまうんですよね。

ただやっぱりあおかな自体のクオリティが高いので全然飽きることなくプレイできました。

 

続いてみさき√

才能に対する恐怖に向き合う、そんな話でした。

何をしてもすぐにできる天才肌が本物の天才にあって挫折する・・

天才肌でないにしてもどんな人でも似たような経験はあると思います。絶対に越えられない壁、無力感、喪失感。

もう絶対に無理、逃げ出したい、そんな絶望的な状況に二人の男女が手を取り合いながら立ち向かう。悪い言い方をしたら共依存みたいなものかもしれませんが、2人が立ち向かう様はとってもとても美しかったです。

作中でもたびたびみさきが戦うのが怖い、全て無くなってしまわないかな。なんてことを言うシーンが何回も訪れます。結局そうなんですよね。どうやっても恐怖は振り払うことはできない。0にはできない。当然です。前に進めば進むほど背負うものはどんどん大きくなる。そこには当然責任が、恐怖が付随する。そこで見えないふりをするのではなく恐怖に立ち向かう、それが大事かもしれません。

試合シーンもとにかく熱かった、乾と明日香相手はやっぱり燃えますね。

まあ試合前からみさきは既に壁に向き合えるようになっていたので試合自体はあまり関係がなかったかもしれませんが、やっぱり優勝するとさっぱり終われますね。

挫折、努力、成長まさにスポ根!というようなストーリーでした。みなもちゃんルートどこ・・?

 

 

五島列島いつか行ってみたいなあ・・・東北住みなんですよね。聖地巡礼はいつになるやら。

 

 

 

余談ですがブログって本当に難しいですね。。自分の文を読み返してみると無駄に長い上に話にまとまりがないし事実を羅列してるだけ・・・自分の思いたいことは全然かけないし、頑張って書こうと思うとただの批評文になったり、難しいですがとにかく続けようと思います。

次はあおかなか夏休みで時間があるので本も読もうかなという気分なので積んでいる「魔眼の匣」でも読んでみようかな。

【感想】蒼の彼方のフォーリズム 共通√、真白√

とりあえずは終わったとこまで書き留めておきます。

とにかく、面白い!ストーリーも王道で、CGも綺麗で、文章も素直で読みやすくて、キャラも良いキャラばかり、音楽も雰囲気に合ってて素晴らしい、平均点のかなり高いゲームでした。スポ根ってのもいいですね、最近はゲームばかりしていてスポ根に触れる機会はあまりなかったので熱くなってしまいました。

このゲームを作ったSPRITEはもう無くなってるみたいで・・・本当に面白かったので残念です。まだあおかなも終わってないですが恋チョコも買おうかなと今から楽しみです。

主人公の設定がちゃんとしているのもよかったと思います。よくギャルゲーだとヒロインの邪魔にならないように、また不快感を与えないように主人公の存在をないがしろにするような作品もありますが、この作品ではちゃんと主人公が存在感を放ちつつ不快感もなく、素晴らしい主人公だと感じました。

全てにおいて美しさというか青春の爽やかさが散りばめられていて非常に心地よい物語になっています。名作!とまでは行かないかもしれませんが万人にお勧めできる良作だと思います。

 

 

共通√感想

FCを始めた少女たちが夏の大会を終えるまでの話ですね。

試合シーンがやはり印象に残ってますね、特にエアキックターンを連発するシーンとかかっこよすぎて震えてました。

明日香はさらなる上を目指し、みせきは才能に絶望し、真白は努力に疑念を持ちといった感じでうまく対比ができています。

みさきが明日香に嫉妬するシーンは心に来ましたね。特にここまであおかなはかなり毒のあるシーンが少なかったので。特に佐藤院さんとかを見ればわかると思うんですが、みんながみんないい人で素直な物語であったがゆえに人の闇ともいえる部分がここでチラッとでてきてそこの緩急で少しドキリとしました。みさき√はそういった部分に触れるんでしょうね・・楽しみであり、少し怖い部分もあります。

共通√は結構長めですね、大会という一区切りを終えてから本題が始まるという少し独読な流れな気がします。

 

真白√感想

才能があろうがなかろうが、そんなのどうでもいいじゃないですか。わたし今、努力が楽しいです!」

 

申し訳ないけどとにかく頭に残ってるのが明日香の号泣シーンですね・・・

これまで様々辛いこともありながら常に笑顔を向けてきた少女が、初めて涙するシーンですね。正直そこまでは前向きな表情しかなくそういうキャラなんだ。ととらえていた部分があったのでその分反動が凄かったです。笑顔を崩そうとしない気丈な姿がとにかく頭に残っていて正直明日香のことしか考えられなかt。

と明日香のことはいったんおいておいて

 

ちゃんと人の裏と表といいますか多角的にキャラクターを描写していたので、とてもキャラに愛着がわきました。この作品すべてに言えることですが。

ただただ可愛く描くだけじゃないのがいいですね。主人公のことをどうしても信用できなかったりみさき先輩との複雑な関係があったり、そういったものをすべて乗り越えて成長した真白はとても魅力的に映りました。

 

才能があろうがなかろうが、そんなのどうでもいいじゃないですか。わたし今、努力が楽しいです!」

冒頭でも上げましたがここら辺のセリフはよかったですね。別にひねりのある文章とかではないんですが、あおかな全体の持つ爽やかな印象にぴったりのきれいなセリフです。

 

あと、主人公の告白シーンはびっくりしましたねwそれまで超鈍感だったのに突然クソイケメンじゃねぇか!って突っ込んでしまいました。

 

欲を言えばデレたあともツン要素は残してほしかった!共通√でのツンツンした真白との距離感も好きなんですよね。まあ付き合ってから距離があったらそれはそれでおかしいかあ。。難しいところです。

 

 

書いていて思ったんですが感想を書くのって本当に難しいですね。特に細部のところで思うことは様々あったのですが、一つの文章にするとなると思い出せなかったり言葉にできなかったり・・

今度からはメモを取りながらやりたいと思います。次はりか√かな。

漫画、NHKにようこそ!を読み終えて

私はこの漫画を中学生のころに買った。

確かその時の理由は絵が可愛いだとか、中古で安かったからとかそんな他愛ないことだった気がする。目論見通り中身は少し官能的な表現の混じった電波ギャグマンガだった。話はめちゃくちゃだしキャラの心情なんて1mmも同情しえなかった、その頃の私にとっては。

 

時は過ぎて20歳の夏、ふとした気まぐれでこの漫画が目に留まった。そして読んでみるとどうだろう。中学生のころには何も理解できなかった登場人物たちの心理描写がすべて心に直接染みわたってくるのだ。

これほどに読者層によって感想が大きく変わる漫画は多くないだろう。レビューを見てみても序盤はギャグが面白いが中盤以降は蛇足との評価が多い。しかし私はこの中盤以降の堕ちに堕ちていく感じが余りに自分に肉薄していて心が揺さぶられた。

確かに主人公の佐藤は同じ間違いを延々と繰り返す。毎回のように荒唐無稽な夢を描いてはすぐに挫折する。その繰り返しが基本だ。普通の人からしたらくどいと感じてしまうかもしれないが私はあまりにも自分に酷似していて目を離すことができなかった。

 

*勘違いされがちだが我ら無気力人間とて感情が死んでいるわけではない。人並みに夢を見るしむしろプライドが高い分無邪気な夢想を楽しむ。しかしながらやる気が続かない。その繰り返しでいつからか夢を見ることすらめんどくさくなってしまうのが無気力人間だと私は思っている

 

人とはそう簡単に変わらない。私はそう思っている。

今作の主人公の佐藤だって最後には変われたがその要因は岬ちゃんや先輩のような特殊な周囲の影響(あるいは作品のオチのため)によってようやく変われている。

正直私は悲しくなった。特殊な外的要因がなければコミュニケーション能力も欠如している私がどうして変われようか?作中の主人公のように妄想の中に自分を変えてくれるヒロインを作るのか?はたまた神か

ともあれ幾度の挫折を経ながらも無謀な挑戦をする主人公には少し勇気づけられた。そういえば最近挑戦することすら、できなくなってしまった。