【R6S・シージ】プラチナへの道・番外編 感度、エイムのお話、ハイセンシ・ローセンシについて 【PC版】
今回は誰しもがぶち当たる壁、感度について話そうと思います。Part1でもお話ししましたが基本的にこの記事はシージでプラチナを目指すシルバー・ゴールド帯に向けて書いています。また今回は感度なんて気にしたことがない、PCでシージを始めたばっかりという人たちを対象にしたいと思っているので感度についてある程度の知識を持っているという方にはあまり有用な記事にはならない可能性があることをご了承くださいませ。
振り向き何CM?
振り向きとはその名の通り180°振り返った際のマウスの移動距離を指します。感度を決めるにはウィンドウズの感度、マウスのDPI、そしてゲーム内の感度と3つの要素があってこんがらがってしまうため、こうやって振り向きを指標にして感度が語られるわけですね。
さて、みなさんの振り向きは何cmほどだったでしょうか?まあ雑に測ってもらって構いません。この時点で10cm以上だった方はこの先の記事は読まなくてもいいかもしれません。ただ10㎝以下だった方は要注意です。
ハイセンシはなんでダメ?
定義としてはあやふやですが一般的に~15㎝がハイセンシ、15~20cmがミドルセンシ、20㎝~がローセンシと呼ばれています。
もちろん理論上で言えばハイセンシであればハイセンシであるほど動きが早くなり撃ち合いやフリックに強くなります。しかしながら現実問題、人間の性能には限界があります。それでは人間の性能としてプレイヤーの中で最も秀でているプロの振り向きを見てみましょう。マウスも違いますし、視野角や解像度を調整していない大雑把な目測なので参考程度に見てください。参考:https://prosettings.net/rainbow-6-pro-settings-gear-list/
まずは世界一のプレイヤーG2よりpengu
DPI:800 XY:6 振り向き:14cm ADS:63
Empire最強フラッガーJoystick
DPI:1600 XY:3 振り向き:14㎝ ADS:83
役職は異なりますが以外にも感度は一緒。ただADS速度がjoystickは非常に高いです。
シージ界のプーさんG2kantoraketti
DPI:800 XY:5 振り向き:17.5cm ADS:50
以外にも感度は低め。あのスピード感はどこから・・・
南米の星Faze Astro
DPI:400 XY:5 振り向き:45↑cm ADS:85
南米の選手はエイム強者、なかでもハイセンシが多いイメージがありますが、まさかのスーパーローセンシ。さすがに遅すぎるのでもしかしたら誤植かも。
TSM!TSM! Beaulo
DPI:400 XY:10 振り向き20.5cm ADS:81
フリックの鬼というイメージはありますが実は遅め。
無作為に有名プレイヤーを5人選んでみましたがやはり15cm付近のプレイヤーが多いのがよくわかりますね。プロですらハイセンシを扱える選手は限られているというわけです。どこかの記事で読みましたがあのエイム猛者しか存在しないCSGOプロでも振り向き10㎝以下のプレイヤーは100人に2人ほどしかいないようです。選ばれたプロたちの中でもさらに一部の人間にしか扱えない10cm以下のハイセンシを一般の人間がそう簡単に使えないのは想像にたやすいかと思います。
ローセンシの利点を挙げるとAIMの容易さが挙げられます。
御覧の通り振り向きが長ければ長いほど標的の範囲も大きくなるわけです。これによって多少のブレがあっても余裕をもって頭を狙うことができるようになります。逆にハイセンシだと豆粒のような敵を狙ってリコイルし続けなければなりません。
わかりやすく言うと振り向きを2倍にすれば敵の大きさも2倍になるわけです。あら不思議。とはいえ遅くしすぎても咄嗟に振り向けないし疲れるしというわけで15~20cmのプレイヤーが多いわけですね。
さらに言えばR6Sは他のゲームに比べエイムの速度を求められません。CODやAPEX、OWのようにスポーティーなFPSであれば(例えばOWのゲンジやトレーサーなどは細かいエイムを比較的必要とせず振り向き速度が求められるため)ハイセンシのプレイヤーが多いですが(とはいえ10cm以下のプレイヤーはごく少数)、シージやCSGOのような細かいエイムが必要とされるゲームにおいてハイセンシにおける利点は多くはありません。
あなたに合ったエイムとは
いや、それでも自分にはハイセンシがあってる!振り向き15cmなんて動かせない!と思われる方もいると思いますが、それはおそらく日々のデスクワークによる固定観念によるものかもしれません。学校にあるマウスパッドなんて10㎝四方もなかったりしますからね。マウスを動かすことに慣れてない可能性が高いです。ちなみに手首エイムでも20CM程度までだったら動かすことができます。
もちろんハイセンシによる利点も多くあります。疲れにくかったりクリアリングが早かったりフリックが素早かったり。ただ一度もミドルセンシを試したことない人は間違いなく損しています。一度はミドルセンシになれることを筆者はおすすめします。
それでも慣れない、という方はデバイスを一度見直してみましょう。大きさが30cm四方以上のマウスパッド、軽めのマウス、有線であればマウスバンジーなどを用意するとマウスを動かすことがより楽になります。個人的にはQCKheavyにGprowirelessをお勧めします。少し値段は張りますが、軽量+無線のおかげで振り回し放題の最強マウスです。
実際に感度を変えてみよう
それでは実際に感度の調整をしてみましょう。自分がどれくらいの感度にすればいいかわからないという人はr6s pro settings https://prosettings.net/rainbow-6-pro-settings-gear-list/ ←ここからお気に入りのプレイヤーを調べて合わせてみましょう。ただ人気のあるフラッガーのプレイヤーはハイセンシにしがちなことを注意しましょう。
まずはウィンドウズのマウス設定から。左下の検索からマウス、で出るはずです。もしくはシステム設定から。
ここのポインターの速度の部分ですね。ここは基本的にデフォルトのままでいいでしょう。WindowsSensitivity:6とか言われるとこですね。ちなみに下にポインターの精度を高めるのチェックは外しておきましょう。これがついてるとマウスに加速が追加され、正確なエイムが不可能になります。
次にDPIの設定になります。
これはそれぞれのマウスのメーカーのソフトを利用して変更しましょう。(機種によりDPI変更ボタンによって変える物もあります。)LogicoolであればG HUB、RazerならRazerCentral等、それぞれダウンロードしておきましょう。あとはそれぞれの画面に従ってDPIを変更しましょう。LogicoolのGhubの場合このような画面になります。
最近のマウスは細かく設定できるので自分に合ったDPIでも構いませんが、昔はマウスのDPIが細かく設定できなかった名残もあって多くのプレイヤーは400,800のプレイヤーが大多数です。(筆者は腕がつかれるので1600)、特にこだわりがなければ800をお勧めします。ちなみにDPIが高いほうがより精細なマウス操作ができるといわれてます。しかしながらプロのプレイヤーでも多くが400DPIのままプレイしてる人も多いのでそこまでこだわらなくてもいいのかな~とは個人的に思います。
最後にR6Sのゲーム内で感度を設定しましょう。ここでマウス感度水平方向、垂直方向(XY)とエイムの感度を調整しましょう。
ちなみにXY感度が30になっているのはGameSettings.iniファイル
(Documents / My Games / Rainbow Six-Siege)にあるMouseSensitivityMultiplierUnitを0.02から0.00223に変更しているからです。これをすることによってデフォルトの感度より10倍細かく設定できます。(デフォルトの3がここでは30になる)デフォルトの状態で高DPIにしてしまうと細かい設定ができないのでここをいじるのはおすすめです。
エイム感度は50~83のプレイヤーが大半を占めています。50~60がぱっと見の多数派でしょうか。ちなみに83にすることで等倍サイトと腰だめ時の振り向きが一致します。等倍サイトでフラッガーをするプレイヤーは高めにする傾向があるようです。(JoystickやBeaulo等)ちなみに83を超えると等倍と振り向きが一致したままACOG時の感度のみ上がるようですがあまり上げているプレイヤーはいません。ここは理由がなければ50程度で調整することをお勧めします。
XYは同じ値にするプレイヤーが大多数ですが一部リコイルが簡単になるという理由でYの高くしているプレイヤーもいます。(たしかkenkiやgatorada選手はそうだったはず・・)
エイム感度に慣れよう、そして調整の旅へ
お疲れ様でした。あとは慣れるばかりです。最初はだれでも大変だと思います。ただ間違いなくミドルセンシになれれば強くなれるので頑張りましょう。少なくとも1か月は同じ感度で練習してみる必要はあると思います。
そこから先は調整の時間になります。ミドルセンシで練習したもののやっぱり自分はハイセンシでも強い!とかいやもっと遅いほうが俺は強い!と思えばどんどん変えて調整していきましょう。ただしここが地獄でなかなかハマる感度が見つからず沼から抜け出せないプレイヤーも多いとかなんとか。皆さんは沼にはまらないようお気をつけてゲームを楽しみましょう!