【感想】ワールズエンドクラブが期待外れだったという話
初めに
今回はswitchで2021年5月に発売されたワールズエンドクラブ(world's end club)の感想になります。ネタバレありなのでご注意ください。どうしても最後までプレイできなかったので9割がたで断念してしまったうえでの感想になります。
ダンガンロンパシリーズの小高和剛氏、Ever17等の作品を手掛けた打越鋼太郎氏が関わっていることで大いに期待はしていたのですが・・・
先に言うとよほど興味が無ければ買わないほうが良いと思います。AppleArcade専売だった時はおそらく今作に大いに期待されてた少数の方しかプレイしてなかったので評価が偏っていたようなのですが、実際にプレイしたところ本当に酷いゲームだったので注意喚起的な意味合いで書いていきたいと思います。
ゲーム概要を引用すると
修学旅行の途中に事故に巻き込まれた「ガンバレ組」の少年少女が日本の各所を旅し、困難を乗り越えながら彼らの見に来た謎を暴いていく、ジュブナイルロードムービー。
アクションパートとアドベンチャーパートに分かれて交互に離しを進めていく感じです。
このままではこき下ろすことになるので最初に良いところを挙げるとすると、グラフィックと声優さんです。ポケモンシリーズにも関わっている竹氏のCGや緒方恵美氏をはじめとする豪華声優によるボイスなど非常に素材のクオリティは高いのですがそれゆえに、ゲーム内で活かしきれてないのがとても惜しいです。あとニョロが可愛い。
以下悪かった点
・雰囲気とストーリーのかみ合い
今作ではパッと見てわかるように全体的な雰囲気を子供が楽しめるような明るく爽やかなものに設定していますが、打越氏の重めのストーリーに一切あってません。世界は人間が消失だ陰謀だ宗教だと言ってるなかキャラクターたちはのんきに旅を送っているのでプレイヤーとしては全くストーリーに集中できません。
のほほんとした雰囲気を楽しんでたらやれ世界の終焉がどうこう・・・。これなら悪の魔王を倒すくらいのストーリーで良かったのでは。
あと女子小学生にちんこと言わせて喜ぶのは普通に気持ち悪いです。
・アクション
はっきり言うとゴミofゴミです。これだけ酷いアクションはなかなか見ることができません。ボタン連打でクリアできるようなのもあれば無駄にシビアだったり時間のかかるアクションがあるのでイラつかざるを得ません。
ミニゲームとかフラッシュの無料ゲームのほうが大分面白いです。
・ガバガバなつくり
シンプルに矛盾してるというか適当にゲーム作ってるように感じる部分が多くあります。今作は短いスパンごとに2手にストーリーが分かれ一本に戻るというのを繰り返す仕組みなのですが自分が選ばなかったルートのめちゃくちゃ重要な情報(人類が感情を失い地下に閉じ込められてる)を知っている前提で話が進んでたりします。意味不明ですね。
視聴者に小さな矛盾を放り投げてるのももやもやします。
例えばここ。まあこれだけなら喋らない系の主人公だなーと理解しますが後にれいちょがしゃべらないのはロボットだったからか~っていうネタがあるんですよね。じゃあこれはどういうことなのですか。プレイヤーの懐の深さに丸投げしすぎでは?
途中で主人公が変わることにもろくな説明がないですし中盤のポチの扱いも意味不明、このような適当に作って理解をプレイヤーに丸投げ、してるような部分がこまごまとあるので終始もやもやします。
まあ少しくらいご都合主義があっても許容しますけど、今作はそれが余りに多すぎるがゆえに気にせざるを得ません。
まとめ
まあ正直とんだ期待外れでしたね。兎にも角にも中途半端で、良いゲームを作ろうという気概を感じさせない、久しぶりにプレイしていて文句を言いたくなるようなゲームでした。小高氏のイザナギゲームズはまだプロジェクトを抱えているようですが、まあ即買いはもう無いかな・・・